2010年 06月 21日
1年ほど前にIKEAで買ってきた「SUNNAN」という太陽電池付きLED照明が家にあるのですが、妙に暗いように感じられ、またすぐにバッテリーが切れてしまうためあまり使わず、ただの置物となっていました。 SUNNANは、太陽電池で内蔵のニッケル水素電池を充電し、蓄えた電力でLEDを光らせる、という仕組みの製品で、売り場には「電源コードの要らない照明」という文句で売られていました。あと商品代の一部がユニセフに寄付されるそうで。 電源が要らないのは確かにその通りで、部屋の中のどこにでも持って行くことができるのですが、やはりもう少し長時間動いてほしいなあと思っていました。 SUNNANのバッテリーは太陽電池とセットになった部分が取り外せるようになっており、バッテリーパックの裏には「単3型ニッケル水素電池が3本入っていますよ」と書いています。中の電池は1本あたり1200mAhとのこと。一方、家の中で順調に増えている三洋電機eneloopの容量は2000mAh (Typ.)なので、バッテリーパックの中の充電池をエネループに交換してみました。 まずバッテリーパックをスタンドから外す。 裏面のねじを外すと太陽電池が外れて、単3型の充電池が3本入っているので、これをエネループに交換。 元々入っていたの電池はこんなの。 開けると基板が入っているのを確認。 左側の板状のモノは太陽電池の裏側。バッテリーパック左側に基板が確認できる。 大丈夫だとは思うものの、一応基板を確認しておく。 C1はキャパシタだが容量値は不明、D1はダイオードであろうがどういう性能なのかはよくわからず。 U1のUはICを指すはず。A705Nという型番が確認できました。どうやらLED駆動用のICらしい。 基板とリード線から回路図を書いてみる。 テスターで計測してみたところ電池からは200mAほど電流が流れるようだ。太陽電池は27W蛍光灯デスクスタンドから約10cmのところで5V 2.5mAの出力を確認。 ICのA705Nは確認が取れなかったが、"A705"はバンドギャップリファレンスと制御回路を組み込んでLEDを駆動するICなので、このシリーズの派生品と推測。 LEDはスタンドについているため中の回路は確認していないが、まあいきなり燃えたりすることはないだろうと判断。もし問題があったらとっくの昔に燃えてるか故障してるはずやし。 基板を固定して裏面のふたをネジで締め、バッテリーパックをスタンドにセットしてスイッチオン! ...あれ?つかない... どっかショートさせてしまったかと一瞬焦りましたが、電池を1本入れるのを忘れていました。 改めてセットしてスイッチを入れると、無事に点灯しました。 当然明るさは変わりませんが、連続して使用できるようになったはずなので、ぼちぼち試してみます。 なお、当然ながら保証対象外となりますので、こちらを参考にしたために故障したり燃えたりしても自己責任で。
by coffeehot
| 2010-06-21 01:02
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