2011年 10月 04日
2週間ほど前、練習が終わったところで、ネックとボディの間にわずかなすき間ができているのに気づきました。ちょうど裏側で目立たなかったので今まで気づいていなかったのですが、おおよそ1~2mmといったところ。 ラベルには1982と書いてあることから製造されてからおよそ30年の間に温度差や湿度差なんかでニカワがはがれてきたりしたのでしょう。 で、すき間ができたことを先生に話すと、心斎橋にある修理工房を教えてもらったので行ってみました。 実は修理工房ははじめて行くのですが、そこはなかなかの驚きの連続でした。 バイオリンをみてもらったところ、一旦ネックをボディ本体から取り外して付け直す必要がある、そうしないと今度は指板が浮いてしまうのだとか。 数時間で終わるかと思っていたので、待ってる間に近くの東急ハンズやアップルストアや中古カメラ店をのぞきに行こうかなーなどとのんきなことを考えていたのですが、まさかの預かり修理。 工房に伺う前日に電話で楽器の状態をお知らせして大まかな修理代の見積もりを知らせていただいてたのですが、思いのほか大掛かりな修理になってしまいました。 「あーこれは修理代かかるなあ、とはいえ直してもらわないわけにもいかないしなあ」とか考えていたところで、「あー修理代は電話で言ってたとおりでええですわ」とのこと。 いやいや、一桁ゼロが足りてませんよ? と、いくら僕が素人でもはっきりとわかるほどの修理代で引き受けていただきました。 私が学生なので配慮していただいたのでしょうか。本当にありがとうございます。 (学生といっても働いてて当然の年齢だし、大学からはわずかにRAのバイト代が出ているのでなんだか申し訳なくて本当に恐縮です) 結果的に一緒に頼んだ毛替えの方が高くなってしまって本当に申し訳ないなあという気持ちでいっぱいです。 楽器の修理と一緒に弓の毛替えも依頼してましたが、こちらは1時間もかからないうちに終わるので工房で待つことにしました。 その待ってる間の暇をもてあまさないようにとの配慮からか、3DSのレイトン教授の謎解きでもやっといてくれと言われたので、言われるがままに遊んでました。いやーおもしろいっすね、レイトン教授。どっぷりはまってすっかり時間がたつのをわすれてましたよ。 ふと棚のところを見てるとPSPも置いてました。ゲーム好きなのかな? それにしてもなんだか不思議な工房です。 入ってくるやいなや「まーとりあえず」と迎えてくれて缶コーヒーを渡されるし、それにこの工房はどこから見ても明らかに普通のマンションの一室だし。 そういや毛替えをやってる作業台の横のギター、「GranTurismo 4」などのゲームタイトルのシールがたくさん貼られてるし。たぶん私物なんだろうな暇なときにギター弾いてるのかなーとか想像してみたり。 そういえば修理中の楽器の代わりに、別の楽器を貸してもらったのですが、貸してもらったバイオリンには「1905, German」のラベルが... 外国製なのかー、あれ、てか素人相手にこんな古い楽器を貸してもらってもいいの? なんかいろいろ恐縮です。 お借りした楽器を撮影。ちなみに練習で使わせてもらいましたが音の良し悪しはよくわかりませんでした。うまい人が弾けばきっと違うんだろうなあ。 修理後のバイオリン。修理箇所は裏側なのでこの角度ではわからないが、ただ撮ってみただけ。 で、こんな不思議で楽しくて親切なおじさんのいる修理工房なので感謝の意もこめてぜひ紹介したいところなんですが、私ごときの右も左もわかってないような素人が紹介するとかえって迷惑かな、とも考えたので、ブログへの掲載は見送りました。すみません。 もし興味ある方いらっしゃればこっそり連絡ください。バイオリンのほかビオラ・チェロも修理OKのようでした。
by coffeehot
| 2011-10-04 04:07
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