2012年 08月 20日
ファーストフード店に入った。具体的には牛丼チェーン店の最大手。久しぶりに入る。 そこの店は食券を券売機で買うタイプの店。最新式らしくタッチパネルのものだった。 食券を買うと、そのデータがもうすでに調理パートに表示されているのか、すぐに出てくる。 店員さんがお茶を持ってきて食券の半分をちぎる。笑顔で対応してくれた。 単品だけでなく味噌汁とサラダも注文する。最近は身体能力の限界をはっきりと自覚するので、バランスも考えてのこと。とはいえファーストフードなので食べ終わるまでそんなに時間はかからない。 さて食べ終わる。他のお客さんを見ているとトレイを置いて、そのまま店から出ればいいらしい。 考えてみれば当たり前なのだけど、店員さんと会話をするのは食券をちぎって、半分になった領収書をもらうときだけだ。会計はすでに終わっているので「ごちそうさま」と言う機会がない。 駅そばでもトレイを返却する際に、ごちそうさまと言ってしまうので、不自然な感じだ。 なにより感謝の意を伝えたい。店を出るときにありがとうございました、と言われる時の返事の挨拶が、ごちそうさま、と思っているのだ。 店員さんは忙しいのか、やや離れたところにいる。やむを得ない。ここはこのまま立ち去ろう。 席を立って出口に振り向いたそのときに店員さんと目が合った。とっさのことだったので、ごちそうさまと言わずに会釈だけして店を出た。 「ごちそうさま」が言いたかった。
by coffeehot
| 2012-08-20 22:31
| 非日常
|
アバウト
カレンダー
メモ帳
最新の記事
最新のトラックバック
以前の記事
カテゴリ
タグ
その他のジャンル
記事ランキング
画像一覧
coffeehot on Twitter
|
ファン申請 |
||