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2012年 09月 30日

バイオリンを作ろう1 購入編

秋の気配が感じられるようになりましたがいかがお過ごしでしょうか? そういえばみなさま夏休みの自由研究は何をやりましたか? 僕はバイオリンを作ってみました。

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...えーっと、またこいつは何を意味のわからないことを言っているのか、と思われることでしょうが、これは鈴木楽器の「バイオリン組み立てキット」という商品を買って組み立ててみましたよ、というお話です。




鈴木楽器(鈴木バイオリン製造株式会社ではない)は鍵盤ハーモニカ「メロディオン」を作っている楽器メーカーさんです。音楽の授業に鍵盤ハーモニカでの学習が加わった以降の方ならば、小学校の時に使ったことのある人も多いのではないでしょうか? ちなみに僕の通っていた小学校はヤマハの「ピアニカ」でした。


たまたまインターネットでみつけて、オンライン販売をしているということだったので、夏休みの自由研究の気分に浸りたくて購入してみました。僕の購入時は6050円+送料でした。

SUZUKI 鈴木楽器 バイオリンキット【クロサワ楽器店】
http://www.kurosawagakki.com/items/detail/67604.html

注文したときはタイミング悪く品切れだったらしく、2週間ほど待って到着。(最近の注文ではすぐに届いたそうです)
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変わった形の段ボールですが、ほとんどケースと同じ形状です。奥は普通のバイオリンケース。
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本体。ニカワで貼り合わせとかするのかなーなどと考えていたのですが、ボディは完成していて、ネックも取り付けてありました。中身が見られなかったのですが、魂柱とかどうなってるんだろう?
写真ではわかりませんが裏板は一枚板でした。木の素材はよくわかりませんが、生木のにおいが強かったです。
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組み立て方の説明書。制作時間の目安は60分とのことですが、楽器の構造がわかっていれば30分ぐらいで組み立てられそうです。
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糸巻き。全部同じ作りのはずですが、弦のシールが貼られていました。
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テールピースと弦。弦はスチールです。
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エンドピンとその周辺。個体差はあるのでしょうが木の表面はそこそこきれいに見えます。
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組み立て中にA線が切れました。のちに他の弦も切れてしまって、D線以外はドミナント弦(古くなった弦を予備としてとっておいたやつ)になってしまいました... 弦の方が値段高くなってるかも。
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弓。75cmとのことですが、持っている弓よりわずかに長く、ケースに収まりません。
試しに使ってみましたが、木の素材がよくないのか、ふにゃふにゃでとても弾きにくかったので、一度使ったきりです。
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松脂。緑色です。これは一度も使いませんでした。
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弦を張って、あごあてを取り付けると完成です。意外にあっけない...
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ここまでご覧いただくとおわかりかもしれませんが、どうやら小・中学生向けの教材としての組み立てキットのようです。確かにホームページの製品紹介には「学納価格」と書いてありました。
音楽の授業でもいいですが、着色や加工のことを考えると図工の時間にも向いてそうですね。

正直なところ糸巻きはすぐに戻って調弦しにくかったり、弦は切れやすかったり、弦が通る溝が高音側に寄っていて対称になっていないなど、工作精度はあまり高いとは思えませんが、組み立てて音が出るだけで楽しめるし、組み立てもほとんど間違えようがないので、価格分は十分楽しめると思います。
よりよく遊ぶなら、弦が切れやすいので予備の弦や、もう少ししっかりした弓ががあると良いように思えました。弓や弦込みで6000円台だけど、弓の値段っていくらなんだ??ちなみに毛は馬の毛のようでした。

さて、ここまで組み立てると実際に音を出すことができます。が、せっかくここまできたら、ということでニスを塗ってみることに。

ニス塗り編につづく。

by coffeehot | 2012-09-30 23:17 | 非日常


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