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2013年 01月 07日

ペンタックスQ10買いました

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あけましておめでとうございます。
2012年の振り返り的なものはやったので、本来ならば2013年の抱負とか今年の目標あたりをばーんと掲げて一発目の投稿にするのが妥当なところなのですが、期待を裏切ってカメラのお話。それも昨年のお話で結局今年に持ち越してしまったわけですが、気にしない。年の切り替わりなんて所詮は人間がかって決めた区切りであって、まあそりゃ新しいページをめくるかのごとく、区切りも大事なんですけど。
とにかく今年もよろしくお願いいたします。



それで、

ペンタックスQ10買いました。昨年11月末に。
10月末の発売当初に、まあ購入はないかなと思ってましたが、量販店で触れてみたらなかなか質感が良くて、また発売記念キャンペーンでもらえるカメラバッグの質感も良くて、一転、購入へ。

現状、フィルム主流の時代から使い続けたニコンの一眼レフシステムがあり、サイズの制約や環境の関係で一眼レフが使えない場合にはポケットに入れられるリコーGRDigital4があって、水中撮影のような特殊環境には古いけど圧倒的に電池持ちが良く高感度でも使える富士フイルムF31fdと専用ハウジングがあるわけで、もっと手を抜くならばどこにでも入るスマートフォンでもいけそう、という状況下では流行のミラーレスカメラ(カメラ工業界的にはノンレフレックスカメラと言うらしい)の方に興味はあれど購入するほど食指が動かず、そういうしているうちに流行からも取り残されて周回遅れにもなってきたなあ、でも機材は十分あるしミラーレス買ってもメインにはしにくいなあ、などと考えているほどでした。

本当にどうでもよいことですが、僕がカメラに求める、これだけは譲れない、という点に「高速性」と「信頼性」があります。あともう一つぐらいはあるような気もしますが、思い出したらまた追記。
もちろん他にもたくさんあって、それぞれトレードオフの関係にあるものも多いですが、それでも他のものも大まかに分けるとこの2つに収斂されそうです。

上記の指標というか基準に照らして改めてミラーレスカメラを検討するとどうなるか。もともとミラーレスカメラは、コンパクトデジタルカメラや規模が違うけれど携帯電話のカメラの延長上にあるシステムと考えられます。このシステムというのは「イメージセンサーが常に動作し続け、センサーがとらえた映像をディスプレイに送って、ディスプレイを見ながら人間がシャッターボタンを押して、メモリーカードに記録する」という一連の動作を指しています。その点で、ミラーレスカメラは「レンズ交換ができる、イメージセンサーのサイズの大きいコンパクトカメラ」ととらえることもできます。
さてシステムではディスプレイに映っている映像は実はほんの少し前の映像であって、ここだ!と思ってシャッターボタンを押した時、ディスプレイに映っている映像よりもほんの少し後の映像が記録されることになります。
「今だ!この瞬間だ!とシャッターボタンを押したけれどタイミングを逃してしまった」などという経験のひとつぐらい持っているのではないでしょうか?

それでは、この「ほんの少し」というのはどれぐらいの時間でしょう? 「人間がディスプレイを見てシャッターボタンを押す」という動作から考えて、まずディスプレイがどのタイミングで映像を変えているのかを考えます。カメラに使われる普通の液晶ディスプレイ(とその駆動回路)はその販売価格から察するに30fpsのものと推測します。30fpsというのは1秒間に30回ディスプレイの内容を書き換えているという意味ですから、ディスプレイに投影されるまでに1/30秒かかる可能性があります。さらにイメージセンサーの信号をディスプレイが直接受けるわけではなくて、センサー内の回路や画像処理エンジンでの映像処理の時間を考慮する必要があります。通常後者の方がボトルネックになるのではないかと思うのですが、これに関しては機種によって差がありますから、ディスプレイのような一般化が難しいところです。また周囲の明るさによっても相当に時間が変わります。
しかしこのタイムラグを確かめる方法はあります、カメラの電源をONにして時計の秒針をディスプレイに投影して、肉眼と比べてみます。そうすると今の光量下で大まかにどれぐらい遅れているのかがわかると思います。
(実際の撮影ではディスプレイに写しているだけの動作と違うので、把握している時間とは異なることも多いですが)

この観点ではミラーレスカメラを見てみるとどうでしょうか。
まずカメラのシステムとしてはコンパクトカメラと同様とみなせますから、シャッターボタンを押してから記録するまでのタイムラグが生じます。前述の「高速性」という点では残念ながら一眼レフの方に一日の長があるように思います。一方で、「ミラーレス」という名が表しているように、ミラー動作がないのですから連続撮影という点では有利でしょう。メカニカルシャッターがあればグローバルシャッターの問題も回避できます。
AFはどうでしょう。被写体が遠いか近いかがわかって高速だけど専用の回路とミラーが必要な位相差AFが一般的な一眼レフに対して、専用の回路もミラーも必要とせず(というかミラーがあると邪魔になる)コンパクトだけど低速なコントラストAFが一般的なコンパクトカメラでは一眼レフの方が有利そうです。現状ではAFに関しては比べものにならないほど、下手をすれば比べるのが憚れるほど一眼レフが圧倒的に高速と認識しています。
ちなみに補足説明的で申し訳ないですが、ミラーレスカメラや一部コンパクトカメラでは、一眼レフと同様の位相差AFを内蔵した「像面位相差AF」を搭載した機種も増えているので、前述の連続撮影と併せて解決していく方向かもしれません。
とにかく現状の一般消費者向けの通常の製品に搭載できる技術を考慮すると、「高速性」という点ではミラーレスはまだまだ改善して欲しいなあというのが正直な感想です。まあこれだけシステムの話をしているのですが、一番気になっているのは実は電源を入れてから撮影可能になるまでの時間なのですけれど。

それではもう一つ「信頼性」という点ではどうでしょう。信頼性というと多数の項目を内包しているので、ここでは実践的に「操作性」という点で考えます。
これは自分の慣れも相当にあるので、ひいき目に見てしまうのは仕方ないのですが、それを割り引いて考えてもミラーレスカメラの操作性にはもう少し考えて欲しい。

もちろんそんな単純な話ではありませんが、それでも具体的で実際的な問題のひとつに、「ボタン・ダイヤルの少なさ」があると思っています。
これは、できる機能の多さに対して割り当てられるべきボタン・ダイヤルが少なすぎると思っている、という意味です。できることがたくさんあるのに、その機能を使おうと思ったら複数のボタンを繰り返し操作したり、画面を見ながらメニューの深い階層のところまで降りてようやく設定できるとか、そういうことを指しています。
コンパクトカメラやミラーレスカメラの多くが初心者だったり、女性だったりをターゲットにしているようで、それは操作の複雑さを意識させないための配慮だったり、軽量コンパクトに収めるための設計だったり、あるいは買いやすい値段に抑えるための工夫だったりするのかもしれませんが、自分の操作によってでてくる写真が変わるとか、もっと根源的に言えば写真のおもしろさを知ってもらう、文化を育てていくという点では、いささか不誠実な設計とも思えるのです。
長々と書きましたが、軽量でコンパクトで機動性に優れている点は非常に魅力的ですが、いざ撮影の段階で設定を変えにくいところはもっと改善して欲しいと思いますし、はっきり言えば現状でも改善できる余地がかなりあると思っていて、残念ながらこの点でも現状手元にある一眼レフの方が有利に思えます。

個人的にはこれはミラーレスカメラの戦略ミスではないかと思うことがたまにあるのですが、レンズを交換できるという一点の共通項でくくって一眼レフと並べてしまったところが問題で、そもそもそこは並べるべきではなくて、既存のタイプとは違う別の可能性のあるタイプのカメラとして提示するべきではなかったのかと、(長くなるので以下略。それについては機会があればまた。

長い文章は苦手なのでそろそろまとめたいのですが、現行のミラーレスカメラは僕の中では十分に信頼を寄せられる程ではない、まだ今後の可能性に期待できるカメラとしての位置づけで、大枚はたいて購入するほどではないなあ、という感想を持っていました。
僕がカメラに2つの求めるものを両方とも犠牲にして、それでも魅力的かと言われれば、うん、まあ魅力的ではあって購入を一時検討もしましたが、それでも購入するかと言われれば躊躇する値段でした。正直なところ僕の求める性能に比べるとかなり割高だと感じましたし、現状でもそう思っています。

値段が高くなる理由のひとつは、新しいシステムのカメラという点だったり、レンズ交換機構の搭載のためだったり、あるいはAPS-Cなどの大型イメージセンサーの搭載などがあるのでしょう。
特に大型のセンサー搭載はコンパクトカメラとの差別化の上でも重要でしょうし、一眼レフ並の画質を宣伝するためにも重要でしょう。またマウントの仕様を策定してしまった以上、この先マウントを小さくすることも大きくすることもできず、従ってセンサーサイズをこれ以上大きくすることはできないし、小さくすることはできるけれどそうすると今度はマウントの大きさやそれに合わせたレンズの形状がただのデッドスペースになってしまいます。

多くのミラーレスカメラは一眼レフと合わせたAPS-Cのイメージセンサーやそれに準じたサイズのイメージャーを搭載していますが、それじゃあ、逆にコンパクトカメラのセンサーサイズでレンズを交換できるカメラはないのか?と長年考えていたのです。そこで2011年にペンタックスQが登場します。しかしその時はQマウント初号機のせいか価格が高くて、あと別のカメラを購入したかったので見送りました。(その別のカメラはGRDigital4だったりする)
そして、2012年に入ってペンタックスQ10の登場。ペンタックスQの発売時と比べると販売価格の安さにも釣られて、さらにキャンペーンのカメラバッグプレゼントにも釣られて、キャンペーン応募期間ぎりぎりで購入。

というわけで、カメラ本体のことについては一切触れていないのですが、とりあえず購入のご報告。Q10に興味があるんだよな~とタイトルにつられて見て頂いた方には申し訳ない次第ですが、今後の記事でQ10本体のことについて触れていきたいと思います。

by coffeehot | 2013-01-07 03:27 | カメラ


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